足助町(あすけ ちょう)

足助町は、平成17年4月に豊田市と市町村合併した街です。豊田市の中心地より北東部にあたり、三河山間部の観光地として、秋の紅葉が有名です。観光地として更なる発展をと、国からの一億円助成で宿泊施設「百年草」を完成、その中に、ソーセージの店「ZIZI工房」、パンお店「バーバラハウス」と名づけ、お年寄りの働く場所を提供するなど、ユニークな運営でも知られています。秋のみならず、春先のかたくりの花、冬季には「中馬(ちゅうま)のおひなさま」、平成17年の夏からは和紙行灯のお祭り「たんころりん」を始められ、四季を通じて観光を楽しんで頂ける街になりました。愛知県南部海岸部の吉良町(きら ちょう)より長野県まで馬の背で塩を運んだことから、足助町の153号線を「塩の道」と呼んでいます。
中馬のおひなさま
【イラストと作者】
お雛様展示の案内板の字とイラストは、ペン画家、柄澤照文さんが手掛けられました。愛知県ご出身で、「塩の道 旅日記」
を書かれました。おひなさまの初日ということもあり、運良くお目にかかれました。温かみあふれる方で、イラストや創作人形
にそのお人柄が伺えます。柄澤さんが執筆された書籍を購入しました。裏表紙の黒いところに、ホワイトの修正ペンでサイン
して下さいました。黒に白とコントラストで、修正ペンの微妙な線で、センスの良さも感じました。あるお菓子屋さんでは、包み
紙に柄澤さんの絵入りを使い、お菓子を販売しているお店があります。足助の街中にピッタリの絵のほのぼのとした絵柄でし
た。
街並みの雰囲気のバッチリ ペン画家、柄澤照文さん お人形も創作されます 柄澤さんのサイン
【ついつい懐かしくて】
お雛様というと、お内裏様とお雛様、三人官女、左大臣と右大臣、五人囃子と段飾りが一般的です。昭和30年代には、御殿
のお雛様がありました。(ホームページ管理者の私も昭和30年代生まれで、やはり御殿のお雛様でした。残念ながら、供養
に出してしまいました。)これは組み立てるのが大変です。お人形のお顔を和紙でくむ保管方法が懐かしいです。(準備中の
お雛様と右側の御殿のお雛様は同一ではありません。)
屋根や階段は何のため? 和紙で顔をくるんで保管 昭和30年代のお雛様です
【飾り方さまざま】
ディスプレイは、様々です。アイディアたっぷりで、みる人をあきさせません。お店屋さんも個人のお宅もお店のショウウィンド
ーや軒のちょっとしたスペースを上手に使って飾ってありました。
ショーウンドーに 切った竹の中に 竹のお雛様 由緒ある茶室に
【見ごたえあります】
先祖代々伝わるお雛様から最近のものまで、それぞれの時代を感じます。温故知新と言う言葉がふさわしいです。年代を感
じる素晴らしいお雛様もありました。各々のおうちで大切にされているお雛様を観光客に見て頂こうというおもてなしの気持ち
が嬉しいですね。中には、幼稚園や小学校の工作の時間に子供さんが作られたお雛様が飾ってあり、ほのぼのとしていまし
た。
豪華絢爛 大正時代末期のお雛様 昭和10年のお雛様
立派な御殿のお雛様 まるで古文の世界 ツートップだけで存在感あり 市松人形も飾ってありました
衣装が素晴らしいです 時代を感じます 代々伝わる貴重なもの 大正時代のものです
【土雛】
豊田市より南部にある高浜市や碧南市では伝統的な土雛があります。塩の道でお馬の背にゆられ、この地に広まった
と言われています。木型に土を入れ、焼いた後、色づけします。高浜市より土雛師がみえて、講習会が開催されていま
した。男の子のお誕生には女性の土雛を、女の子のお誕生には男性の土雛を贈るのだそうです。
段飾りの土雛 土雛の木型 色鮮やかなお人形です 高浜からみえていた土雛師
【古い街並】
まだまだ古い街並みが残る足助町です。塩の道として栄えた足助町です。そのころのままの佇まいを残しています。日頃
コンクリートの建物に囲まれているせいか、木造家屋を見ると、ホッとします。当ホテルも15年前までは、木造の旅館でし
た。
白壁の土蔵 古い民家 趣ある感じのお部屋 豊田市とは思えません
【マンリン書店】
テレビの街並み紹介で、必ず放映されるマンリン書店。土蔵を上手に使った本屋さんです。奥には、木造の内装の喫茶室
もあります。街中でもひときわ目を惹く建物です。マンリンの横にある「マンリンの小径」も有名です。
土蔵づくりの本屋さん いい雰囲気の本屋さん マンリンの小径
【街のワンポイント】
街の景観にイメージアップ役のワンポイントです。最近ちょっと見かけなくなった懐かしいものが多いです。火鉢が暖をとるもの
だと知らない人が多く、灰皿になっていると、お店の人が嘆いてみえました。これも時代の流れでしょうか。
木をくりぬいたプランター 懐かしいポンプ 夏に登場する行灯 薬局と言えばこれです
空調室外機も景観重視 これも懐かしいです 格子も風情があります 火鉢も懐かしいです
【語り合い、買ってよし、食べてよし】
お雛様が飾ってあるお店や個人のお宅におじゃますると、お話好きな地元の方がお話相手になって下さいます。お店屋さん
でなくても、この日のみ模擬店を開いて、お弁当を売られたり、お雛様にちなんだ小物を販売していらっしゃいました。地元名
産品や地元のお雛祭りに欠かせないものを販売していました。竹かんてんは、足助町では、お雛様になると各家々で竹の節
を利用して、寒天をつくり、お雛様をみにきた子供にあげるのだそうです。各家々の家庭の味が楽しめるのだそうです。子供
たちは竹を小脇にかかえ、各家々にまわっては集めるのだそうです。食べる時は底の節から錐で穴をあけ、上から吸って食
べるのだとか。最後には錐で穴をあけた木屑が口の中に迷い込んでくるのだそうです。
ぼたん鍋のお肉の猪は、井筒亀が有
です。ここには、猪肉をミンチにしたコロッケを販売しています。特に臭みはなく、普通のコロッケと変わらずに食べられます。
お店の脇には猪の皮がかけてありました。(過去に私の知り合いで、飼っていた犬の敷物にすると買われた方がありました。)

仏壇屋さんの店先 パッチワークの趣味が実益に ZIZI工房のハム 鮎の塩焼き
加東家さんのお宅 お雛様には竹かんてん 猪肉と言えば井筒亀 井筒亀店頭の猪の皮